【予算】家づくりで3回以上住宅模型を作るコツ3つ+費用のお話

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こんにちは。テコです。

※この記事のコメントを受けて、続編も書いています!

【予算-続編】「完成模型は作らない」は正しいか?3つの提案
https://mokeruto.jp/wp/kanseimokei20190507/

模型職人をしていると、
「家づくりが本当に好きなんだなぁ」
という建築家さんにお会いすることがあります。

ある方は、新築一戸建ての
検討模型を3つ以上作る方なんです。

今日は、なぜ3つ以上作るのか、
3つ以上作るコツ3つに
予算のお話を添えてご紹介します。

模型を複数つくる建築家さん

最近では稀ですが、
3回目となる依頼をしてくださる建築家さんがいらっしゃいます。

普段、依頼されるのは
1物件1回なんです。

あとの2つはご自身が作るんですよね。

でも、
最近お忙しいんでしょう。
初めて企画段階の模型から依頼されたんです。

「小さいし安くてすいません^^;」

なんて仰いますが、
そんなの良いんですよ。

だって、”しっかりした模型”も
後ほどご依頼くださいますから^^

コツ1:完成模型は作らない

ところで、
どんな模型を作るのかというと、
すべて(スタディ)検討用です。

”しっかりした模型”というのも、
実は検討模型なんですよね。

検討模型と完成模型の違い

完成模型の想像はできますか?
良く住宅展示場でも見ることができます。

外観フルカラーの大きな模型(S=1/50)が
定番のように展示場に置かれています。
分解もできる凝ったものもありますよね。

では、検討模型って何でしょう?

検討模型は、
プランを作り始めた初期のものから
ほぼプランが固まって最終確認する時のものまで
様々なものがあります。

分かりやすいものだと、
初めてのお打ち合わせの時に持ってくる
小さな白い模型(S=1/100)がそうです。

「じゃあ、完成模型は作らないんですか?」

と思われた方、結構鋭いです^^
作らないんです。

完成模型はあまり意味がない

良く考えてみると、
完成した模型ってあまり意味ないんですよね。

だって、
住宅が完成すれば模型にする意味ってないと思いません?

プレゼント用だったり、
記念に残したいとかいったお話なら分かります。

でも、竣工する家があるのに
完成模型にお金を掛ける必要はないんです。

お金を掛けるんだったら、
検討用の模型を増やして、
暮らし方の質をもっと上げたほうが良いんです。

コツ2:簡易模型を2つ作る

こちらの模型が良い参考になるので見てみましょう。

左の2つの模型は、
一番最初の提案時にお施主さんに見てもらった模型です。

「え?なんで2つ?」

と思われたかもしれません。

写真の2つの模型は
ちょっと作り込んだ感じに見えますけど、
もっと簡易なもので良いです。

最初に2つ提案する

ということを最初の提案でします。

すると、
お施主さん家族の暮らし方というものが
別のパターンで具現化されたものですから、
お施主さん家族はより真剣に
将来の暮らし方と向き合いやすくなるんです。

結果、
「キッチン周りはAプランよね」
「でもリビングはBが良いんじゃない?」

と、2つのプランからお施主さん家族なりの

メリットデメリットが明らかに

なり、スマートなミーティングが可能に。

これ、
何気に図面やパースでもできそうですが、
模型とセットで考えるとより鮮明なんです。
しかも、子供たちも参加するから尚更良くって。

コツ3:中間プレゼンで大きく作る

最初に2つの模型を見てもらった結果、
プランのブラッシュアップは急ピッチで進みます。

模型なしでミーティングをすると、
毎週のように変更図面を見るたびに修正が続き、
「やっぱり元に戻そうかぁ」
と設計士さんが悲鳴を上げ始めます。

ところが、
最初に模型を2つ作っているので、

確定に至るのが容易になる

んですよね。

コロコロとプランを変えることもなく、
理想的な暮らし方が形になっていきます。

ある程度確定してきたら
中間確認のための模型を作ります。

下の右写真の模型ですね。

この模型を作る時期までくると、
もうほとんど変更もなく

現場の職人さんの確認にも使えて便利

実は、
この模型の用途が多岐に渡るんです。

・施主確認用
・設計者確認用
・現場確認用
・プレゼント用
・販促用

この用途を全てこなすのは、
なにもハイレベルな模型だからという
訳ではないんです。

結論、費用対効果抜群なんです

お施主さん家族、設計者、現場にとって
WIN&WINでいられるのが模型です。

この模型、
契約時に予算の中に組み込むようにします。

ハウスメーカーや建築事務所では
ちゃんと提示されているはずです。

でも、
どんな時に模型を作るかは
明記されていないのではないでしょうか。

例えば、
10万円の予算が付けられていたら、
最初の提案に2万円×2、中間確認に6万円。

決して完成模型のために使わないようにしましょう。
本物が実現するんですから( ´ー`)

費用対効果抜群なのは、
設計者だけではありません。

お施主さん家族にとっても
目から鱗のツールですよ!

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コメント

  • コメント (2)

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  1. アバター
    • inotan

    完成した模型ってあまり意味ないんでしょうか?
    家が完成するまでの間で、家族みんなで模型を見て触って、新しい家でのこれからの生活の仕方をイメージしたり、家具の配置を考えたり、新調しようと思っている家具や生活道具などの選び方のヒントになったりとか、みんなでワクワクしながら完成を待つのに使用する役目としての完成模型には意味がないのでしょうか。そういう施主さんのニーズはないのでしょうか。
    また、子供の成長などの家族構成の変化などが発生した時に、リノベーションなどの役目として完成模型は活躍できないのでしょうか。
    素人が偉そうな質問意見をして申し訳ございません。

    • whiteteco

      inotanさん、コメントありがとうございます。

      とても良いご意見だと思います。そのような使い方をされるのであれば、完成模型も大変役に立つと思います。
      さらに検討模型も一度でいいから作成されていれば最高ではないでしょうか。検討模型がないまま完成模型が作られる時期に至ってしまっては最悪な場合プランの変更ができないなんていう建築会社もあります。プランの変更がしづらいのは完成模型のデメリットの1つとも言えますから。

      リノベーションは今のところ模型自体があまり作られません。規模が小さくて模型に予算を充てられないという現実からだと思います。
      ですので、仰る通りの活躍を模型が担えるとしたら・・という意味で、100円ショップの道具と材料で作る模型動画をアップしています。
      プロが作らずともお施主さんが家族で楽しく作ることができる例として多くの方にご覧頂いています。

      【家づくりがスムーズになる972円(100円ショップ)住宅模型】
      https://youtu.be/AgxcA-HA0DU

      素人と仰いますが、本当はinotanさんのようなご意見を言ってくださる方が多くいらっしゃると私のような下手な文章も誤解なくより伝わりやすくなります。
      とても貴重なコメントを頂けて感謝しています!

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