管理人テコです。
以下の記事のシリーズです。ぜひ参考に!
過去記事その2:建築事務所へ依頼する
過去記事その3:自分で作る!
今回は、建築事務所へ依頼する場合のお話です。

本格的に作りたくなったらこのページ!
「模型を作る!」と決めたらすることって何ですか?
過去にメールで頂いた質問です。当時はまだMOKERUTO(もけると)もなく、ただ作るだけに徹していた職人だったので、あまり良いお返事できなかったんです。
「気に入った模型屋さんに依頼してください。」
これって方法1つしかないような受け答えですが、実際にはどうかというと、
・模型屋さんに依頼する
・設計事務所に相談する
・自分で作る
・3Dプリンタで作る
・ものづくりの好きな知り合いに頼む
と、箇条書きでもこれだけあります。
模型屋さんに依頼する
今回は、なによりプロ(建築模型会社や個人の模型職人)へ依頼する時のお話します。
時系列に手順を書いてみると、
1.模型屋を検索する
2.数か所に相談メールを送る
3.希望に合った模型屋に依頼する
4.図面を提供する
5.質疑や途中経過の報告を受ける
6.完成、納品
7.支払い
8.場合によってはメンテナンス
といった具合でしょうか。
順番に見ていきましょう。
「1.模型屋を検索する」時のキーワード
テコが模型屋さんを検索する時に使われるキーワードがあるのですが、それは、
・建築模型
・住宅模型
・白模型
・家模型
・ミニチュアハウス
・検討模型
・スタディ模型
とといった感じです。その中でも、どの模型屋さんも組み込むキーワードは、やはり「建築模型」となるかと思います。なので、上記のキーワードで検索すると、すぐ模型屋さんは見つかるのですが、これにあなたのお住いの地名を入れるとより良いと思います。
テコが模型屋さんを調べたい場合は、神奈川県横浜市に住んでいるので、「建築模型 横浜」「住宅模型 神奈川」といった感じです。
「2.数か所に相談メールを送る」ときの内容は?
模型屋さんに目星がついたら、次はその模型屋さんのサイトをじっくり見ながら見積もりの依頼をします。模型屋さんによっては決まったフォーマットで送る仕組みになっていますが、ほとんどは価格表もなく、そっけないもの^^;そこで、以下の点を決めてメールします。
・予算(一般的には2~5万円くらい)
・納期(少なくとも2週間くらいは取りましょう)
・使い道(飾る?家づくりの検討?)
・製作範囲(建物外観だけ?敷地は?内部もみたい?)
・備考(ケースはつける?送料は?税込み?メンテは?)
・サイズ(スケール1/50,1/100,1/75などがあります)
この中で厄介なのは”製作範囲”です。これによっては5万円では収まらなくなります。最低限必要なものをお願いするなら敷地やケースはなし。窓も切り抜くだけなど、削れるものは削りましょう。
でも、本来は周辺の建物との取り合いも大切です。家を建てる場所が決まっていたら、場合によっては周辺建物のボリュームの有無も考えましょう。
依頼~納品・・・その前に必要なもの
希望に見合った模型屋が見つかったら、希望の条件下で依頼をします。
実は前後するのですが、見積もりの時点で図面が必要になります。一般的な住宅なら、坪数と階数と敷地状況で大体の模型会社から見積もりを取ることはできます。でも、最終的には図面がないと正式な見積もりをくれないことのほうが多いと理解しておいてください。
依頼をしてからは、模型屋さんからの質疑メールや、模型の途中経過が写真で送られてきます。完成時にも確認写真が来るはずですので、納得いく出来でしたら模型を納品してもらいましょう。最後に、模型に対する対価を支払います。もしかすると、前払いなんてこともあるかもしれませんが、そこはしっかりと支払い、気持ち良く取引を終わらせましょう。
あまり例は聞かないのですが、模型を破損した場合は依頼した模型会社に相談したほうが良いと思います。模型の素材や作業工程でそれぞれの模型屋さん独自の作り方をします。完成模型を見て、内部がどのように作られているかわからないと修理したくても受けられない場合があります。そして、基本は有料とお考え下さい。破損しないように気を付けましょう。
住宅模型の種類を写真でご紹介します
最後に、住宅模型の製作範囲やグレードについてわからないと思いますので、テコ模型の事例ですが、模型の種類と参考価格をご紹介します。あくまでテコの場合ですから、本当に参考程度です^^
【カラー模型(外観のみ)S=1/50】
こちらは内部のない固定模型(敷地外構あり)です。3万円~が一般的でしょうか。1000円/坪などの表記で見積もりされるのが一般的です。
カラー模型で内部ありのS=1/50だと、5万円以上かかる場合があります。規模によっては10万円を超えることもあるので詳細な内容を聞いてみましょう。敷地を簡略化したり、窓にガラスをつけなくても雰囲気は良く伝わります。
【白模型(右:外観のみ)S=1/100】
こちらの外観模型は最も簡易で立面のコピーを貼っただけのもの。窓を切り抜くタイプなどもあるので各模型会社の仕様をご確認ください。簡易なものは1万円しませんが、最低料金(例:21600円~)を設定している場合もあります。
【白模型(左:内観あり)S=1/100】
珍しいのですが、小さなスケールで分解ができないのにしっかり内部を作り込んでいるものもあります。この場合はおおよそ2倍の金額になるものと思います。
【白模型(分解模型)S=1/50】
こちらは検討用に最もよく使われるタイプ。外観も内部も最小限の作り込みで最高の効果を発揮します。窓ガラス表現なし、階段の手すりなし、敷地なし、家具なしから、全部盛りまで色々対応してくれる模型会社もあります。前述と同じで最低料金2万円台~予算に応じて。
【マンション模型(カラー)S=1/30】
マンションのリフォームなども模型を作ることができます。スケールも住宅全体より大きくすることもあります。色を付けたり、家具を置いたり、家電を置いたりできますね。白模型は2万円台~カラーは3万円台。作り込めばドンドン価格も上がっていきます。予算に応じて。
以上、模型を作ると決めたら、まず模型屋を探してみるのがおすすめです。もちろん、当サイトで模型屋を検索してもらえると嬉しいです^^
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★週刊メルマガ&メール講座★
https://whiteteco.com/mail-seminar.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いいですね。野球にも集中できます。
コメントありがとうございます。
やりたいこと、やるべきことが集中できる環境は大切ですね。
一つ一つ勝ち星を積み重ねて日本を盛り上げてください!