【予算】「完成模型は作らない」は正しいか?3つの提案

0

こんにちは。テコです。

GWも明けましたね。
生活リズムは戻せそうですか?

前回の記事に反響がありました。

というよりも、
誤解のないように文章を書くのは
とても難しいことだなぁと改めて思う
貴重なコメントを頂いたんです。

【予算】家づくりで3回以上住宅模型を作るコツ3つ+予算のお話
https://mokeruto.jp/wp/3_3_20190502/

そこで、
補足的に考えておきたい
模型の使い方、作り方、
相乗効果を発揮する模型の提案をさせてください。

「完成模型は作らない」は正しい?

前回の記事でご紹介した内容について、

「本当に完成模型はいらなくていいのでしょうか?」


という疑問の声を頂きました。

「完成模型を前にして、
家族で家具選びやレイアウトのことを考えたりして
家が完成するまで楽しむために使う完成模型に
意味はないのでしょうか?」

といったことです。

おっしゃる通り、
そういう完成模型の使い方をするのって
とても素敵なことだと思います。

それこそ、模型の正しい使い方の一つです。

ですから、
「完成模型は作らない」
とだけ思われては私も舌足らずで
誤解を招くだけ。

反省していますm(_ _)m

なので、正確には、
「予算と相談して作る模型を正しく選ぼう」

ということになります。

完成模型に掛かる費用

完成模型は、
外観も内観も色付きのモノを想像しますよね。

もっとも簡単なカラーの完成模型は
最低35,000円くらいで製作されます。

その場合、
 ・天井高さは表現されない
 ・細かい部品は省略される
 ・敷地はなし
 ・アクリルケースはなし
といった制約は考えられます。

とはいえ、住宅が完成するまで生活を想像して
楽しむことは十分可能です。

もし、気に入った模型職人のサイトを見つけたら、
まずお見積りを取りましょう。

平均的には5万円以上は掛かると思います。

特に、敷地の表現もしっかり欲しいとなると、
5万円ではなかなか収まらないものです。

敷地が傾斜ならなおさら。
完成後に飾るときのためにケースも欲しいですし、
予算は多めに考えておく必要があるんです。

価値があるからお金に換算される

でも、
その価格は価値があるから付くのであって、
カラー模型、完成模型はその価格に見合った、
またはそれ以上の価値を持っているんです。

ですから、
高いからと言って完成模型どころか
検討模型すらも作らず
竣工を迎えるのは論外!と言いたいです。

ところが、
その模型の存在を知らないという現実もあって、
設計者さんの模型による提案や検討にも
理解を深めてもらいたいのが正直なところ。

模型にはCGや図面とは違った役目があることを
これから新築やリフォームなどお考えの方々に
伝えてもらいたいんです。

完成模型は作る時期が大切

完成模型と言っても色々です。

・フルカラーだけど細かい段差や作り込み一切なし
・部分的にカラーだけど細かいところも作りこむ
・全体ではなく内観だけ作る
・完全白模型も存在する

全部盛りの完成模型

マンション内観模型:内部だけカラーの完成予想模型

マンション内観模型:内部だけカラーの完成予想模型

ここまで作りこむことはありませんが、
それでもご希望を頂くことはあります。
10万円では収まらないのは想像できますね。

部分盛りの完成模型

一般住宅模型:外観はカラー、内観はホワイトです。

一般住宅模型:外観はカラー、内観はホワイトです。

予算や納期、コンセプトによって
このような部分カラー模型が作られます。

でも、
実はこのような模型は、
検討用としても使われる性質があり、
完全な完成模型とも言えません。

最終的にお施主様にプレゼントされることを
設計者は考慮しているのかもしれませんね。

展示されている白模型(一部外壁黒)

展示されている白模型(一部外壁黒)

写真のように、
完成模型は模型の使い道や予算などで
色々な作られ方をします。

作られ方だけではありません。
作る時期も違ってきます。

検討模型と兼ねた場合は、
プランに変更の余地がある時期に作られますから、
着工前も後も有効に使われます。

ですが、
模型の予算を着工後の完成模型のみに使っては、
プラン変更したくなったとしてももう遅いのです。

結論:検討模型と完成模型の共存

とても足早に書いてしまいましたが、
2つの結論をご紹介できます。

検討模型と完成模型のどちらも作る

ワクワクしながら暮らし方を
検討模型は”創造”し、完成模型は”想像”します。

どちらも大きな意味を持って存在していますから、
それぞれの模型を作るのは自然なこと。

予算的には、
検討模型:完成模型 = 5:5
でしょうか。

予算10万円なら、
5万円で2~3個の簡単な検討模型を作り、
5万円で部分的にカラーの完成模型を作る。

完全カラー模型は予算を超えますから、
ここは抑えて作ります。

もし予算が15万円~となると、
模型での検討もより充実しますし、
完成模型にアクリルケースも付けられますね。

ハイブリッドな模型を作る

もし予算が5万円しかないなら、
検討模型と完成模型のハイブリッドを考えます。

ある程度プランが固まったあたりで
検討模型を作るのですが、
重要な部分だけ色を付けてあげて、
他は白一色で模型を作ります。

実はこのタイプの模型が
テコの模型で一番多いタイプなんです。

・S=1/50、S=1/75
・白+1~2色
・費用5万円前後

たった1回の製作ですが、
プランを家族みんなで考えた頃を思い出させてくれる
プレゼントにも適した白模型なんです。

まとめ

自分の力不足の反省から始まった時には
どうなることかと不安でした^^;

結論が生まれるまでに至って
ちょっとホッとしています。

予算によっては
「完成模型は作らない」という選択もあります。

なので、
結論として、

・完成模型は作らず検討に徹する
・検討模型と完成模型と両方を作る
・検討と完成とを兼ねたハイブリッド模型を作る

という3つの提案をさせて頂きました。

にしても、ハイブリッド模型なんて言葉、
テコ自身がこれまで作っていた
模型そのものを言い当てています。

コメントありがとうございました!
面白い発見ができました^^

0

関連記事

  1. マンションギャラリー用内観模型1

    【費用】これくらいの規模が好き!”200万円で夢を叶えるリフォーム

  2. 【費用】模型で家づくりが安くなった事例をやんわりと3つお伝えします

  3. 【費用】住宅模型を3Dプリンターで作るのも手なのですが・・・

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

カテゴリー

  1. 5階建共同住宅の分解模型

    2019.11.12

  2. カフェ併設の住宅をスケール75分の1のスタディ模型に

    2019.10.27

  3. 【マンション】レトロな昭和へタイムスリップ!世界に一つの個性派…

    2019.10.24

  4. タウンライフ家づくりの口コミ・評判が悪い理由を4つ上げてみました

    2019.10.20

  5. 新潟旅行で見学した住宅見学会。自然派住宅と段ボール模型

    2019.10.13

  1. 【家づくりに効く動画7/7】復習!住宅模型の本当の使い方(おまけ動…

    2018.11.27

  2. 【家づくりに効く動画6/7】100均の材料と道具で作れる住宅模型動画

    2018.11.26

  3. 【家づくりに効く動画5/7】アンケート「住宅模型って知ってる?」認…

    2018.11.25

  4. 【家づくりに効く動画4/7】新築検討で意外な住宅白模型の使い方

    2018.11.24

  5. 【家づくりに効く動画3/7】検討模型って何?を7つの模型でお話します

    2018.11.23

管理人プロフィール

teco(テコ)

管理人テコです。『もけると』はライター登録された建築家や模型職人や学生や施主の皆さんによる住宅のスタディ模型事例投稿サイトです。