管理人テコです(^-^)
10年ほど前、立て続けに2件、
とある団地の大型改修に活用するとのことで
マンション内部の模型を製作させて頂きました。
各戸の床下配管が見える
透明床の内観模型です。
どちらの案件も納品当日は
団地の皆さんも集まって模型を見たいとのことで
集会所まで大きな模型を持って行きました。
20名くらい集まっていましたか。
どちらも平均年齢70歳越えですが・・・
わたしゃ怖いわぁ・・・
そこで行われた衝撃の会話は今も忘れられません^^;
「床を透明にするのかね!?」
「わたしゃ怖いわぁ・・・」
「配管が見えるんだねぇ!」
「色も付いているのは鮮やかで斬新だ!」
「ガラスの床になるのかしら?」
「まさかっ!壁も透明なのかい?」
冗談ではない会話。
でも、それもそのはず。
だって、一般の方に模型を作っても、
「トップライトにガラスがないの?」
「これじゃあ、雨が入るよ!」
と簡易模型で言われた建築士の知り合いもいます。
(イメージ模型 S=1/50)
実は真摯に受け止めなくてはいけない
素人目線の感想を滝のように浴びた納品でした。
建築費を抑えるためにできること
さて、この配管、
建築費を抑えるためにできることがあります。
専門知識とは関係ないプランづくりで。
どこから配管がやってきて
どこへ配管が出ていくのかをチェック。
どう費用を抑えるのかというと、
とても簡単なお話で、
配管の長さを”短くする”だけ。
短くなれば配管の費用と工事の人件費が
少し下がるはず。
素材や技術もそうですがプロに任せて、
キッチン、浴室、トイレ、洗面は
できるだけ近い場所に配置することです。
模型にまでしなくても、
プロが長さを把握しているはずですから、
実際には、プランを気にするくらいで良いと思います。
注意する点は、
床下配管なのか、天井裏配管なのか。
図面では一般の方には分からないので
プロに聞いてアイデアを頂きましょう。
マンション模型がきっかけで
住宅白模型を作りながら配管を想像するようになりましたよ(^_^;)
参考になれば幸いです。
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