【作り方】住宅模型の素材って何ですか?どれを選べばいいの?

あの”FACTFULNESS”を読破(聴破?)するのに13時間も掛かると聞いてAudible(Audiobook)はいらないと思っていました。でも、スマホのアプリで好きな速度に変えられる機能があったんですね。読書の苦手なテコにはうってつけ。Youtube動画よりも時間を有効に使えます。
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管理人テコです。

テコはカッターで切ることができる素材を使って”紙模型”を作り続けてきました。でも、「模型って何で作るんですか?」という疑問は一般的なことなんだとしばらくの間は気付きませんでした^^;
そこで、今回は住宅模型に使われる素材をご紹介します。

テコがオススメする模型材料・道具・書籍紹介ページはこちら

住宅模型の素材

以下の4つの素材に分類してご紹介しますね。これが一般的に作られる住宅模型の素材です。


・木製模型
・紙模型
・樹脂模型(機械カット)
・樹脂模型(3Dプリンター)

【木】ぬくもりを感じる自然素材

神社・お寺

神社やお寺は大工が模型を作っていた

何百年も前、日本の大建築物、特にお寺や神社などは大工さんが10分の1のサイズや大きめのサイズの模型を造り構造やデザインを確認したそうです。そんな昔からの素材が今も使われています。

手作りですから手間が掛かっているのは想像しやすいですよね。手すりの一本一本が手作業で作られ丁寧に組まれています。自然素材で作られた模型は、そんな手作業も相まって温もり、温かみを感じる模型に仕上がります。

【紙】最も一般的なスチレンボード

最も多い住宅模型の素材は、スチレンを紙でサンドしたスチレンボードです。各メーカーで素材感や加工性が微妙に違ったりしますが、テコはエスレンコアを良く使います。一般的に多いのは光栄堂のスチレンボードでしょうか。木材を加工するよりも簡単で、比較的誰でも購入と製作ができます。ですが、やはり手作りです。手間は掛かるものです。

動画でも紙模型をご紹介していますので参考にご覧ください。

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【樹脂(機械カット)】プラスチック製

機械でカットしたプラスチックの板を組み合わせて作られる模型です。プラスチックと言っても種類は様々。主なものはアクリル、ABSでしょうか。場面や予算に応じて使い分けています。

プラスチック模型は機械が作ってくれると思われがちですが、実は全く違うんです。確かにプラスチックをカットするのは機械ですが、切ったプラスチックを組み合わせて接着するのは手作業。実はかなりのアナログだったりします。機械にカットさせるために専用の図面を作る必要もあるので手間は掛かりますし割高な模型です。ですが、長期保存が利き丈夫ですから展示用模型として大人気です。

【樹脂(3Dプリンター)】フィラメント(多種素材)

ここ数年で一般にも知られるようになった3Dプリンタは住宅模型にも使われています。プラスチック模型と同じ素材もありますが、主に、PLAとABSが使われているようです。

近年では環境にやさしい樹脂も開発されて可能性は無限大。ただ、やはり人の手が掛かる部分が多いのも事実で、何気にアナログな部分も抱えています。

3Dプリンターの記事はこちらで書かせて頂きました。
【家庭向けおすすめ】住宅模型を3Dプリンターで作るのも手!その使用方法は?

素材ごとのメリットとデメリットは?

【木】独特の経年劣化に注意

ハンドメイド感が大いに出る木製模型。温かみがあって好まれる素材です。手間が掛かり重いというデメリットはありますが、独特の経年劣化はデメリットでもありメリットでもありますよね。

木材の種類でもまた大きく異なり、木製模型の制作者にその違いを聞かなければ数年後の姿が「思った通りじゃなかった・・・」なんてこともあるので注意が必要です。選択が適切なら、どの模型にも勝る”変化し続ける”味のある模型になります。

【紙】もろくて色褪せるだけ?

紙模型は軽くて作りやすいのですが、どの素材に比べても、もろくて劣化しやすいデメリットがあります。ではどうして作られるのかというと、価格と用途がその理由に挙げられます。

一定期間必要な検討用の模型はやはり安くて早くできる紙模型が人気です。テコが作る白模型がその代表的な例です。

簡易に作られる白い模型の一例(S=1/50小さな別荘)

簡易に作られる白い模型の一例(S=1/50小さな別荘)

また、木製と同様、人のぬくもりが感じられるということで依頼される方も多いのが特徴です。

【樹脂(機械カット)】実はハンドメイド感×重量感あり

先にも書かせて頂きましたが、全自動で作られると思われている方も結構多いようで、手作りの要素を伝えると驚かれます。素材をカットする以外は大体が手作り。カットした素材を溶剤で一つ一つ接着して組み立てられるんですね。何気に手間が掛かるのです。

メリットは頑丈、そして長持ちし色褪せない。これは想像できるのではないでしょうか。でも、デメリットもあります。重くて破損したときの修復がかなり面倒。製作者が違えば製作方法も違います。他人の作った模型を修理するのは至難の業です。

【樹脂(3Dプリンター)】データ化は未だに難だが素材に魅力

3Dプリンターの模型は大手企業も参入するほど魅力的なもののようです。住宅展示場に行けば、ごく一部ですが「ご成約で3Dプリンタ製模型をプレゼント」なんてやっているところもあります。

デメリットはないように感じますが、実はかなり手間のかかるものです。データは3次元データにする必要があり、そのデータにミスがないことが前提です。打ち出した模型は”バリ”を外しきれいに処理し完成させる必要があります。

上記のようなウッド素材のフィラメント(ロープ状になった素材)も一般的になってきました。対応機種を購入すれば面白い素材で小物を自主制作することもできるようになります。

強度も経年劣化も申し分ないですから、今後の進化でより低価格の模型になるでしょう。

どの素材を選べばいい?

これまで素材で模型を見てきましたが、では、一般の方がどれを選べばいいのか、その答えをいくつかご紹介します。

【用途】いつ使うか、どこで使うか

最も区別しやすいのは用途です。まだプランも決まらない初期段階では樹脂製、木製の模型は負担が大きいです。作ったものの、価格も張るし重量もあるし、処分に困ることにもなります。

なので、

・企画検討段階なら紙模型
・保存展示用なら木製、樹脂製模型

とするのが良いでしょう。

【価格】見積もりを取る

価格で素材を決めることもあります。やはり模型は高い印象が根強くあるため、数万円の制作費に躊躇してしまうのは当然です。

テコとしては、数万円で一生の買い物を左右する重要なポジションに模型がいると確信していますから、できる限り模型を活用してもらいたいんです。

とはいえ、予算はそう簡単には動かせません。結果、見積もりを取って予算に見合った模型を製作することになります。

・予算がない場合は紙模型
・予算がある場合は樹脂製模型

これが一般的でしょう。

木製模型は製作者が少ないうえ、価格以上に見た目、コンセプトを重要視する傾向があるため、予算云々で選択することは稀です。

【好み】結局、何より大切かも

3Dプリンターが登場した当時は、手づくりの模型を作る職人たちは気が気ではありませんでした。だって、「職人いらないんじゃない?」なんて恐ろしい事態が予測されたからです。でも、フタを開けてみると、意外な住み分けができてきたんです。

それが”好み”です。

木製模型、紙模型はもろくて経年劣化に注意が必要ですが、ハンドメイド感が強く人間味を感じます。どんなに世界が進化しても、そこにいるのは人間ですから古き良きものが完全に廃れることは実は滅多にないのではないでしょうか。

ということで、

好みで選ぼう!

という選び方もオススメです^^

最後に

模型はなぜ必要なのか、住宅業界の中ではまだまだ浸透していません。(理解しているフリをしている営業が多すぎる・・・)

でも、一般の私たちの住環境が成熟し、より快適に暮らしたいと考えるようになると、家の在り方は新たな局面を迎えることになり、模型の役割はより重要度を増していきます。

模型の素材の選び方について書きましたが、最終的には、

『暮らし方を想像&創造』

することにフォーカスされるんだと思います。

最高の住まいが建てられるように模型職人は常に応援しています。

 

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