【費用】消費税10%で焦って契約してはいけないたった1つの理由

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管理人テコです。

もうすぐ増税。消費税が10%に上がりますね。
家づくりを考える時にも、

「中古物件は?」
「契約時期は?」
「特別減税は?」

と色々と焦ってしまうと思いますが、その焦りでかえって損してしまう事態が少なからず考えられます。その損とは、増税に関係する”お金”の損得ばかりに目を向けて起こるのですが・・・。

そこで、ちょっとだけ視点を変えてみたいと思います。失敗しない家づくりの費用の捻出方法とプレゼン資料の使い方を例に考えてみましょう。焦って契約することなく、理想の住まいと暮らし方にたどり着く模型職人からのご提案です。

暮らしが立体的に見えると家づくりが変わります

消費税10%で家づくりはどう変わる?

住宅展示場へ行くと、少なからず消費税増税の話は出てきます。

今から契約を結んで消費税に備えるという駆け込み需要は営業担当者に聞いてみると「それほど強く表面化していないですよぉ」とは言われていますが、実際には、消費税10%を気にして早く契約を結んでしまうお話はあります。

消費税に関わる細かい法律やサービスの情報については他のサイトでも随分と沢山取り上げられています。それらの記事を参考にしてもらうとして、ここでは消費税増税分の差額をどう解消するかという視点でお話しします

消費税分の損は間取りや外観の吟味でいくらでも解消できます。確かに、税金対策も大切です。税金対策とこれからお話しすることを並行して進めれば、よりゆとりのある暮らしができるわけですから。

税金対策ばかりに気を取られて以下の内容を見落としてしまうと、あなたの暮らしは理想とは逸脱した不憫な毎日へと変わってしまう可能性もあるんです。本来しておきたい吟味をせずにいえづくりをしてしまわないよう、気を付けて欲しいなぁと。

費用についての過去記事

以前、模型を作ったことで家づくりの費用が下がったというお話を記事に書いたことがあります。少しでも参考になればと思いますので参考になさってくださいね。

【費用】模型で家づくりが安くなった事例をやんわりと3つお伝えします
https://mokeruto.jp/wp/roofprice0190716/

消費税2%分の差額

分かりやすい例をご紹介します。

一般住宅の新築で、建物の本体価格が3,000万円だったとします。
消費税増税の前後で計算すると、

3,000万円×消費税8%=3,240万円
3,000万円×消費税10%=3,300万円

と、60万円の差が生まれます。

その他に、ローンの事務手数料、仲介手数料、司法書士など専門家への報酬、引越し費用などで消費税が掛かってきますが、今回はわかりやすく60万円オーバーしたとしましょう。

差額分はどうやって解消する?

実はこんな分かりやすい紹介ページがあります。

予算オーバーを解消する 裏技30(suumo公式サイトより)
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_money/h0wp16970/

注文住宅で見積りを取ると、住宅メーカーなどから出された見積書の金額には随分な開きが出てきます。テコも過去の経験(設計事務所に在籍していました)上、3,000万円予想の住宅だった案件に各社の見積りの差額が1,000万円近く開いたこともありました。

上記のサイトは、その場合の予算オーバーを解消する方法をまとめた記事です。

その中から、

    • 総2階建てにしてシンプルな作りにする
    • 屋根形状をシンプルにする
    • 階段室は設けずオープンにする
    • 子供部屋は間仕切り壁なしにする
    • 窓の数を減らす・小さくする

と、5つ挙げてみましたが、これだけでなんと77万円節約できるという試算を出しています。

フェンスや門扉などの外構を省くとそれだけで100万円近く削減できるとも書かれていますね。後々、余裕が生まれたら削減したものを追加で設置するとか、家族でDIYするなんて楽しみになることもありますよね。

各社のプレゼン資料の使い方

ここでちょっと話が反れます。

ハウスメーカーはこぞって新サービスを導入してどこよりも早くお客様にアピールしようと躍起になります。でも、それらはすぐに周りのライバル社も導入し、気付くと”どこも同じサービス”に落ち着いてしまいます。そしてまた新たなサービスを見つけては同じサイクルを繰り返しています。

最近のサービスでは、

    • 賃貸併用住宅
      • 一般住宅に収益性を持たせて価値を高める提案
    • ZEH住宅
      • 簡単に言うとより高度な省エネ住宅の提案

といった付加価値を重視したアピールがとても多い印象があります。

付加価値って、もしかしたら建物の単価を上げるためかもしれませんよ・・・

ハウスメーカーのプレゼン資料

これら付加価値に模型や図面やパースや敷地などの提案はあまり必要ありません。それよりも収支説明の資料や損得勘定の資料が重要になりますから。それって、私たちの暮らし方そっちのけの提案だと思いませんか?そりゃあ、付加価値で返済が楽になるとか、売りに出すとき高く売れるとかラッキーに思えることってあるかもしれませんけどね。

もし、それら付加価値を除いたらどんな資料が必要になると思いますか?それは、

「誰がどこでどんな暮らしをしたい?」

という大テーマなはずです。

そんなわけで、ハウスメーカーには本来なら重要な暮らし方はさておき、会社の商品(住宅)を建てるためのプレゼンをしてくる営業マンがいることには注意が必要かなって思うんです。

展示場にある模型の意味

「そういえば、展示場にある完成模型は?」

あれは単なる客引きの道具です。模型にはもっと重要な使い道があるんです。その使い道を理解して活用しているハウスメーカーなんて本当に少ないんです。理由は単純。建て主ではなく利益最優先のプレゼン資料に予算を投じるからです。プレゼン資料というよりも、宣伝用のチラシ、CM、プレゼント特典など、とにかく客引きのための資料と言ったほうが良いでしょう。それらにお金をかけるんです。しかも、その費用はすべて建て主の住宅費用に上乗せされているんですよね。で、表には出づらい本来の模型は予算から除外されるんです。

建築家のプレゼン資料

実は、皆さんがちょっと敷居の高さを感じて避けてしまう建築家(建築設計事務所)と言われる建築のプロはハウスメーカーが避ける模型を多用します。有名な建築家であればあるほど、模型を使って設計の意図を伝えようとします。理由は簡単。分かりやすく伝わりやすいから。屋根の形が理解できないようだからそこを重点的に模型にするとか、敷地全体に対するボリュームを検討するために模型にするなど、視覚的な解決をよりスムーズにします。もちろん、建物の中も同様。どのような動線なのか図面で確認するより模型で確認したほうがあらゆる情報を一気に目から吸収できるので理解が早いんです。

家を建てたい人が、「土地を探したい」「付加価値を付けたい」のをメインに相談してきたとしても、きっと、「そこでどんな暮らしを誰と過ごしたいんですか?」に着目して相談に乗ると思うんです。

すると、自然と出てくるプレゼン資料は数値的なものではなく空間的なもの、すなわち、図面や模型やパースになるわけです。

建築家の事務所にある模型の意味

建築家の事務所には白い模型がいっぱい並んでいる場合があります。家づくりのための検討用模型です。場合によっては3つも4つもつくる事務所があります。住宅展示場の完成した模型とは全く用途が違いますね。建築家の事務所には完成模型なんてあまりないんじゃないかと思います。建築設計事務所の模型は家づくりの過程をも表す検討模型に重きを置いているので、たとえ白い模型だったとしてもその家の家族のストーリーがにじみ出ているわけです。

まとめ:暮らし方をいかにイメージするか

増税を理由に家づくりを急ぐ必要はありません。

家づくりは引き算だと言われます。テコも将来家を持つつもりで最近家族で話し合うことがあるのですが、理想が膨らむと”豪邸”になるんですよね。何の制約もない状態で自由に考えると終わりがありませんから。

そこから引き算をしていくんです。すると、本当に家族に必要なものが残ります。

それなのに、賃貸併用住宅を提案されたり、完全防備の家を進められたり・・・。いきなり負荷をかけてくる家づくりが本当に良いとは思いづらいんです・・・。

プレゼンの使い方の違いで家づくりが全く変わってしまうことも書かせていただきましたが、選ぶ会社であなたの家は全く違った結果を生んでしまいます。もちろん、ハウスメーカーが悪いわけではありません。あなたの価値観がハウスメーカーと合うというならそれが良い選択だと思います。

消費税10%で焦って契約してはいけないたった1つの理由、

それは、理想の暮らし方をないがしろにしてしまう可能性が高くなるから

お金には代えられない人生を左右する重要な理由です。

引き算を効率化する模型

模型があると引き算が上手くいきます。

ご紹介する動画は、図面だけを見た時の反応と住宅模型だけを見た時の反応の差をまとめたワークショップの様子です。

模型と図面の劇的違い体験
https://www.youtube.com/embed/dT4hsnLIhNo

この動画からわかることが一つあります。

それは、『大人も子供も家づくりに参加できる』環境を模型は構築してくれるということ。要するに、知識や経験、得手不得手関係なく、プランに対する理解度がとても近いレベルで暮らし方について話し合うことができるということ。

立体的に見ることで、暮らすうえでの”不要なもの”や”不効率なもの”が見つけやすくなり、家づくりに対して自然な引き算ができるわけです。

トップライト(天窓)のある家が夢だったけど、実際に模型にしてみるとあんまり意味ないねって気づくこともあるんです。トップライトがなくなるだけで予算は大きく削減できます。

複雑な間取りプランで理解もできない。その間取りプランが理由で屋根が複雑。理解するために作ってもらった模型を見て、その形の意味のなさに気づくことだってあります。改めてプランを立て直して100万単位で費用を削減することに成功するんですよね。

増税後の家づくりだったとしても、家族で理想を叶えていく家づくりは十分できます。焦らず時間を掛けてサポートしてくれる建築のプロと模型を交えて家づくりしてくださいね。

 

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