建築模型で数々の階段の作り方動画を公開してきました。その中でもスチレンボードで作られた基本的な形状の積層階段に的を絞りまとめました。基礎の作り方でもありますしスキルアップにもつながりますので参考にして頂けると嬉しいです。
模型の階段は必須のスキル
住宅模型を作る時、たとえそれが白い模型だったとしても階段を作るためには細やかな技術や知識を要します。単にスチレンボードを重ねるだけでも様々な工夫があって初めて階段を早くきれいに作れるようになるものです。
しかもこの階段、建築模型を作るためには必須のスキル。最近は平屋建て住宅の模型も増えてきましたけど、とはいえ、ほぼ間違いなく階段はどこかにあるものです。玄関ポーチも厳密には積層階段ですし。
ですから、階段の作り方はできる限り知っておくようにしましょう。誤差を減らす工夫も多いので他の部分での応用も可能です。
積層階段の動画4本
これからご紹介する階段の動画は基礎を学びつつ、そのまま高いレベルの技術や応用まで学べるように並べています。順を追って視聴頂けると呑み込みも早いと思います。
階段の形状と用途
階段と言ってもどんな目的でどんな形状の階段なのか、その違いに着目した説明動画があります。作り方を学ぶ前に観ておいてもらいたい動画です。2分21秒と短めです。
階段の積層方法
スチレンボードを重ねて作る階段は、1段の厚みが不正確なものを重ねていくと積層した高さがズレていきます。そのズレを極力小さくする方法を説明しています。3分34秒です。
折り返し階段
途中に踊り場という床がある場合の積層階段を例に実演している動画があります。2本目の動画の復習にもなりますのでじっくり見て頂けると参考になると思います。10分46秒とちょっと長めです。
ビルの外部階段(応用)
3本の動画を観て頂きました。最後は実際に模型で使われる折り返し階段の動画を紹介します。ビル模型なので同じ階段を複数作っている点と、珍しい直階段の作り方を観ることができます。4分15秒です。
まとめ
積層階段の作り方を4本の動画で紹介してみました。早くも2本目からかなり多くの工夫を観てもらうことができたと思います。このようにスチレンボードで作られている積層階段ですけど、もちろん、基礎中の基礎、カッターやスコヤの使い方なども身に付けたうえでチャレンジしてください。
やはり階段は建築模型の中では難しい部類に入ります。焦らずゆっくり1段1段積み重ねてきれいな階段を完成させましょう。できたら気持ち良いモノです。