【夏休み工作:建築模型】住宅の軸組模型を紙ストローで作る知育工作が大切なたった一つの理由

息子が夏休み中に作る工作は楽しいものであってほしい。おもちゃ(万華鏡とか)、鑑賞アート(立体画とか)、問題解決ツール(貯金箱とか)、体験工作(風力発電とか)などありますよね。

家の模型も工作として良く作られます。好きな発想で大人が見ても「建たないだろ!」的なものだってOK。でも、今回は一歩踏み込んだ家の構造(木造骨組み)が学べる工作を考えました。知育も兼ねた軸組(じくぐみ)模型です。動画にまとめましたのでよろしければ一緒に観て頂けると嬉しいです。

軸組模型ってなに?

夜の理科室は怖くて行きたくないけどね・・・

住宅模型は家づくりで作られる完成されたリアルなミニチュアハウスとしては徐々に浸透してきた感があります。特に思い出模型なんて最近は増えています。それだけ日本の暮らしは成熟しているのかもしれません。とはいえ、計画途中に作られる模型(白模型・検討模型・スタディ模型とか言われます)はまだまだ認知度が低め。本来の住宅模型がある意味は「検討」することなんですよね。それが中々伝わらないものだから、家づくりでのトラブルも一向に減らないのはもう何年も前から感じています。

強調する部分、省略する部分など白い模型だけど作り方は色々です

そこへきて「軸組模型」なんて言われたらなおさら???ですよね。身近な例を挙げると、理科室で良く見る人体模型や骨格模型があります。人の体の仕組みを知るうえで作られた模型ですが、軸組模型もそれらと同じく、

家の構造を確認するために作られる模型

ですから、デザインがどうとか、間取りがどうとかいう模型とはちょっと異なります。「地震にはどうなの?」「ここに柱は要らないの?」と、建築家や構造家と検討を重ねる時に使われるのが軸組模型なんです。

専門誌の建築模型特集で使ってもらった軸組模型です。

上の写真は木造住宅の構造を見てもらうための模型です。本当は木材がもっと細かく使われるんですが、小さな部材は省略されています。工作用に作った紙ストローの軸組模型はさらに簡略化されていますので、あまり難しく考えずに安心してお子さんと挑戦して頂けると思います。小学3年生くらいならもうしっかりと作れるんじゃないでしょうか。

軸組模型が知育に?

知育玩具は、「幼児児童が知能的発達を促進する玩具、または幼児や児童の学習の助けになる玩具の事である。」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

軸組模型は建物の構造検討のほかに、一般向けに木造住宅の構造を学習するツールとしても優れています。人の体を知ることで病気やケガへの対処法が絞られるように、建物の構造を視覚的に体験するだけでも役に立つはずです。住宅展示場に行くと、完成された住宅模型とは別に、「モックアップ」と言われる原寸大の構造模型を目にすることもあると思います。そんな意味からも、

子供たちが早いうちから家の構造や意味を学ぶことで、将来の家づくりや暮らしに大いに役立つ

と言えます。もちろん、それだけではありません。近年、世界的にもプログラミングが注目されています。将来の職業としての有望株だからというわけではなく、論理的に考える習慣が身に付くから。

正確な情報を収集し、正確にものごとを推測し、自分なりの結論を導き出せる

ようになると、わが息子を見ていて思った次第です。

その道のプロ、例えば、建築家、工務店、設備屋、コンサルタント、弁護士などに相談するにも、何が原因なのかある程度分からなければ誰に相談して良いのかすら悩んでしまいますよね。そのためにも軸組模型を通して体験型の知育工作に親子で取り組むのもオススメです。

どんな内容なの?

動画で17分30秒にまとめています。
流れとしては、

  1. はじめに
  2. CGで家の軸組を学ぶ(かなり簡略化してます)
  3. 工作用の道具と材料の紹介(100円ショップで揃います)
  4. CGと同じ軸組を紙ストローで作る
  5. まとめ(アレンジを紹介しています)
  6. 番外編(CGを紹介しています)

実際の動画は?

1つの大切なこと

「模型職人がCGを紹介ちゃって良いの?」と思われるかもしれません。でも、良いんです。模型とCGの良いところをうまく使い分けて家づくりを進めてくれる工務店は頼れるパートナーである可能性がとても高いです。もちろん、3Dプリンター製の模型でも構いません。いずれにしても、家の模型を骨組みから体験学習できる

より豊かな暮らしに近づける未来を育む知育工作

は子供たちにいっぱいチャレンジしてもらいたいです!

住宅白模型職人teco

住宅白模型を製作する職人です。
20年に渡って製作を重ね、全国的な住宅模型の認知度が分かりました。
東北の自然の美しさに負けない素敵な居住空間づくりをサポートします。
とはいうものの、未だにご依頼地域は東北以外がほとんどです。
もっと東北で白い検討模型を上手く活用して欲しいと感じています。

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