【模型材料】建築模型に使われる スタイロフォームとは? 実は住宅にも使われる 断熱材なんです

管理人テコです。

「スタイロ」という建築模型材料があります。他にカネライトとか単に発泡スチロールとかいう方もいるようですが。この模型材料にも使われるスタイロフォームって元々何でしょう?

ガウディの代表作「カサ・ミラ」
ガウディの代表作「カサ・ミラ」

模型では定番の材料

学生の頃から「スタイロ」で周辺の建物のボリュームを作ることがありました。模型材料としては一般的と言えます。以前、「サグラダ・ファミリア」で有名なガウディが設計した「カサ・ミラ」というアパートメントもスタイロフォームで作っています。ネット上でも簡単に手に入る素材です。Amazonだとこんな感じのブルー色やクリーム色が良く出回っています。

実は一般的な住宅の断熱材

「模型用」とも書かれるこのスタイロフォームは、住宅の断熱材として良く使われている素材でもあります。今も需要は大きいと思いますが、断熱材の中では安価な材料とされているようですね。

安価ではありますが断熱材としての性能は悪くはありません。しっかり厚みを持たせて隙間なく埋め込めば効果抜群です。

逆に言うと、施工する業者の技術力に影響するように思います。どんな断熱材でもそうですが、隙間ができてしまってはそこから熱は移動します。夏涼しく冬温かい室内を保ちたいのに隙間があっては台無しですよね。厚みと合わせて施工力のある業者に処理してもらうことが大切かと思います。

断熱材を分類してみる

断熱材は大きく2つに分類できます。


繊維系

  • グラスウール
  • ロックウール
  • セルロースファイバー
断熱材が使われている現場
断熱材が使われている現場

ガラスや岩を繊維状にして断熱効果を発揮させたものを言います。上記2つは鉱物系ですが、下1つは木質系に分類されて、それぞれにメリットデメリットが違います。価格もグラスウールがセルロースファイバーの2分の1ほどだそうです。


発泡プラスチック系

  • 硬質ウレタンフォーム
  • ポリエチレンフォーム
  • ポリスチレンフォーム(スタイロはここ)
断熱材が使われている現場
断熱材が使われている現場

繊維系に対してプラスチックの中に細かい気泡を閉じ込めて断熱効果を発揮させた素材です。スタイロフォームは3つ目のポリスチレンフォームに含まれた板(フォーム)タイプですが、硬質ウレタンフォームは吹き付けて膨らます方法で施工されます。テレビで観たことあるかもしれませんね。

ゴミの処理方法

建築模型に使われるスチレンボードやスタイロフォームはカッターでよく切れ、道具を使えば加工性もかなり良い素材です。でも、使っているとゴミも出ます。そんなごみの処分はどうなっているのかというと、実は自治体で差があります。横浜市ではどちらも可燃ゴミとして出すことができますが、ダメな地域もあるようです。お住いの自治体ホームページでチェックしてみましょう。

ちなみに、こんな動画を紹介しています。

まとめ

模型に使われるスタイロフォームは主役というよりも脇役で活躍しています。計画中の建物の周辺に建つ建物に使われることが多いので。よく”周辺ボリューム模型の材料”なんて思われます。実際にはメインの建物の検討用や複雑な敷地の造形などにも使われることがあります。展示用にはアクリルの塊やプラスチックで組み立てられたものがほとんどでスタイロフォームが表立って登場することはあまりないかもしれません。

スタイロフォームとスチレンペーパーを組み合わせた複雑な敷地
スタイロフォームとスチレンペーパーを組み合わせた複雑な敷地
計画建物のボリューム模型
計画建物のボリューム模型

人気の断熱材は木質系のセルロースファイバーや吹き付けタイプの硬質ウレタンフォームです。自然派だったり隙間なく施工できて断熱効果が高いことがその要因ですが、割高なので選択にちょっと悩んじゃうんですよね。

ちなみに、スタイロフォームは遮音性能は高くはありませんが、燃えても有害な物質はほとんど出ない素材と言われています。ただ、二酸化炭素は出ますから、厳密には地球温暖化を抑制するとまでは言えない素材。それだけは覚えておきたいところですね。

住宅白模型職人teco

妄想アパートメントもけるとの住人です。
住宅白模型を製作する職人です。

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