【カッティングマット】無印良品の折りたたみ⁉ 100均ダイソーやデザイン賞 カッターマットを比較

こんにちは、テコです。

先日、カッティングマットの小さいサイズ(A3程度)をホームセンターや画材屋で探していました。が気に入ったものがなかったので帰りに無印良品をプラプラしていたら・・・あったんです。A3サイズのカッティングマットが。そこで、今回はこれまでに使ってきたカッティングマットも含めて比較していきたいと思います。

動画のご案内

記事を読むより映像で観たい方はすでに動画(無料会員限定)にしていますのでそちらをご覧ください。

https://mokeruto.jp/movie/20220115/

カッティングマットとは?

カッターマットとも呼ばれるゴムの板は、紙や布などカッターなどの比較的手軽な道具で切る際に用いられる下敷きで、カッターの刃、切る素材、テーブル天板などが痛むことを防ぎます

カッティングマットが一般的になったのは何といっても100円ショップの存在が大きいですよね。100円~300円までで割としっかりした厚みのあるカッティングマットも購入することができますから。

サイズ

90cm×60cmの大判カッティングマットも
90cm×60cmの大判カッティングマットも

ご自宅ではテーブルに収まるサイズ、A4(約30cm×21cm)が丁度良いでしょうし、学校の工作などにも100均で大量購入すれば100円切ってしまうくらい手軽に手に入る道具ですね。

A4より小さいA4の縦ハーフA5(約21cm×15cm)を皮切りに、A3(約42cm×30cm)、A2(約60cm×42cm)、A1(約60cm×90cm)。それ以上のものも一応存在しますが周りに持っている方を知りません。

素材は2種類

「塩化ビニル樹脂」製のものが一般的に出回っています。100均の商品はほぼこの素材。熱に弱いので熱い飲み物が入ったコップを置くとすぐ歪んでしまいます。逆に言うと柔らかいため、カッターで傷がついてもそれほど目立しません。ということは、目盛りの誤差も温度差で出てしまう可能性もあるのでよく目盛りを使う方はちょっと注意が必要です。

「オレフィン系樹脂」製は高温低温ともに強いこともあって目盛りに誤差が生じにくいと言えそうです。塩化ビニル樹脂に比べると高額とも言われますが、実際にはそんなことはなくて、デザインや色が可愛ったりバリエーションもずいぶん増えたので選ぶのに困ってしまいますね。自己治癒力というか、カッターの傷を回復させる機能が付いていることも特徴の一つですが、そもそもくっついて治癒するわけではないのでその点はあまり期待しないほうが良いようです。

他にも「耐熱ガラス」製があります。あまり知られてはいませんし、使う機会も一般にはほとんどないと思いますので省きます。

折りたたみタイプ

最近はこの手のタイプがずいぶん出てきました。無印良品で見つけたのも折りたたんでA4にもA3にもできるタイプのカッティングマットです。実は、全く同じタイプでナカバヤシ製のカッティングマットがあります。多分同じでしょうね。他社ではライオン事務器製もあり、サイズは広げてA2タイプとA3タイプの2種類。

これらを比較すると、無印良品とナカバヤシのカッティングマットは2枚の板を貼り合わせる裏面が購入の弊害になります。両面使えるとは思いますが、広げた時の段差があるため、完全に真っ直ぐには広がってくれません。それにちょっと薄いんですよね。すぐに反りが出てくるんじゃないかって思っています。対してライオン事務器のカッティングマットは完全に広がるため両面使える上に精度の高い作業に適しています。厚みもしっかりありますが、折りたたむ部分が切れてきやしないか…とちょっと心配ではあります。

それぞれ広げた時の裏面

上の写真で言うと、黒いカッティングマットがライオン事務器製。中間が無印良品製。下が100均のカッティングマット2枚をガムテープで留めただけの簡易な折りたたみマット。何気に下のものでも何の問題もありません。

折りたたみの良いところは何といっても持ち運びが容易なことです。その点を考慮に入れて選ぶ方も多いかもしれませんね。

グッドデザイン賞受賞

テコが今使っているカッティングマットは2016年グッドデザイン賞ベスト100に選出されている、MIWAX製カッティングマット(A2)。白と黒の2種類があり、目盛りとなるドットがシンプルでカッコよく、つい購入してしまいました。塩化ビニル樹脂製ですが他のカッティングマットとは構造が違い、5層の貼り合わせとなっているそうです。

実際に使ってみた感想としては、白のカッティングマットは白模型職人には不向き(よく考えれば分かりますね^^;)です。白いスチレンボードと白いカッティングマットの境界がとても見づらくて目が疲れるんです。かといって黒のカッティングマットを選ぶかというと、刻まれたカッティングマットの粉が白模型についてしまうので、結論、次に買うことはないかなと。結構粉っぽくなることもデメリットだったりします。

粉を吹くんです。どれもそうなんですがね^^;
粉を吹くんです。どのメーカーもそうなんですけどね^^;

結論:おすすめ

他にも硬さや厚みや目盛りの考察も動画では語っていますのでチェックして頂けると嬉しいです。
さて、テコのお勧めトップ3は・・・

透明のものは反りが早く出始めるので今は使っていません。黒も使わないのですが、ライオン事務器は両面(オフホワイトとダークグレー)使える点と厚みがしっかりあり、A2をA3として運べるのでナンバーワンとさせて頂きました。価格もそれほど悪くないです。コクヨは定番メーカーなので製品自体しっかりしていることもあって結構な価格ですね。オルファは模型用の道具が豊富なのでやはり安心感はあります。

いずれも、色はグレーまたはオフホワイトのA3を基準に比較してみました。

住宅白模型職人teco

住宅白模型を製作する職人です。
建築模型つながりのコミュニティを形成し「新もけると談話室」でイベント企画・限定動画の公開・チャットなどをしています。

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