こんにちは、テコです。
テコは建築模型の作り方専門のYoutube動画チャンネル「建築模型の作り方ラジオ」を運営していました。2012年に開設した当時は建築系Youtuberはおろか、Youtuberという言葉すら知られていませんでした。ところが、ここ最近になって随分と建築系Youtuberが登場し、建築系動画チャンネルは一般的になりつつあります。そこで、今回は建築学生さんにフォーカスし、観ておくと役に立つ建築系Youtubeチャンネルをご紹介します。
あすかさんの「建築士あすか」
おっとりした感じがとても好感を持てる若手女性建築士あすかさんが運営する「建築士あすか」。建築学生が社会人になったあとに感じた素直な気持ちを中心に動画チャンネルで紹介しています。
建築ってもっと楽しいはず
あすかさんが動画チャンネルを始めたきっかけは、ネット上にあふれる情報の質の低さにあったようです。現に、あすかさんの自己紹介動画では「ネット上で建築の情報を集めるとブラックな情報が多いと感じた」と語っています。
建築学生さんにとって身近な情報はもとより、建築系Youtuberとしては貴重な女性としての声も聞けます。家づくり真っ只中の主婦の方々にもオススメしたい建築プチ知識チャンネルです。また、建築学生が建築社会に飛び込んだ時の心境を学生のうちから知っておくのに良いようにも思います。
しばたまるさんの「ぼくは巨匠になりたい。」
「とにかくわからないことは現場に聞け!」と言わんばかりに積極的にプロとのコンタクトを取るしばたまるさんが運営するチャンネル。行動力も発信力も見習いたいYoutuberさんです。
巨匠になるための努力
しばたまるさんの面白いところは、「別に建物には興味ない」というところ。でも、「建築には大いに興味あり」だそうで、巨匠になりたい建築学生さんにとっても興味深い心理を観ることができます。自分が巨匠になりたいがために公開している動画が、行く末は建築業界や住環境の水準を押し上げてくれる貴重な資料となるのではないかと思っています。
テコが学生の頃は、ただ学校に通う真面目な学生でした。物足りなさなんて感じたこともなく決められた勉強だけをこなして、必要な単位を取って平和に卒業を迎える、そんな学生でした。過去のテコのような学生が覚醒しそうなチャンネルとしてもオススメです。
若手建築家たちの「FM アーキチャット」
2020年2月といえばコロナが深刻になり始めた頃。そんな時期にチャンネルを開設した若手建築家グループのチャンネルです。(実際は何人で運営しているの?)
今後の発展に注目したい
こちらのチャンネルはまだまだ若いこともあって動画の本数も少ないのですが、就職に関する動画が強いようです。特にコンペネタに関しては実際に受賞している経験を存分に活かした動画を公開していることもあって、”如何に伝えるか”を鍛えるにはうってつけのチャンネルかと思います。
当然ながら、模型の作り方のコツにも重きを置いた動画も公開していますから、テコ以外の方の考え方としても視聴してみることをオススメします。きっと何か気づきが得られると思います。
ラクジュ本橋さんの「ラクジュ建築と不動産」
2011年開設というこちらのチャンネルはテコと同じ神奈川県横浜市で事業を営む株式会社ラクジュの老舗建築系Youtuber。もちろん建築専門チャンネルですが専門テリトリーはかなり広めです。
常識にとらわれないという重要性
こちらのチャンネルは、ラクジュ本橋さんの広くて深い知識量があってこその専門性を持っています。家造りのトータルアドバイザーとして尊敬できる方だと思います。そして、何より常識にとらわれない解答を常に持っている点も大きいです。例えば、毎日会社で朝礼することに慣れてしまっている社員に、新入社員が「本当に朝礼って意味ないっすよね」って言われてハッとしたり、テレビのニュースで得た失言情報ばかりを信じていたら、Youtubeで失言と言われていた前後の文脈を知って自分の情報アンテナにガッカリしたり・・・、と言った常識にメスを入れるようなお話を聴くことができます。誰のための常識なの?なんのための決まり事なの?を考えさせられます。
誰が主役なのか。何が本質なのかを淡々と、でも熱く語っていらっしゃるラクジュ本橋さんの語りは学生のうちからぜひ観てほしいです。
「姫路の工務店クオホーム 注文住宅」
驚くほど行動的な建築士の本田さんが運営するチャンネル。Instagram でもライブ配信を行ったり、メールマガジンをほぼ毎日配信するなど一人とは思えないフットワーク。
最強の交流型建築系Youtuber
動画を観て頂くとよく分かるのですが、パソコンやスマホの画面を覗きながら語っていることが多いんです。理由は簡単。Instagram、メルマガ、Youtubeなどのコンテンツ配信を継続してやっていると、そのコンテンツを観ている方々からの質問が来るようになります。本田さんはその質問を軸にYoutube動画配信をされているんです。まさに今、新築を考える方々の悩みに応える内容ですから、特に悩みをネットで検索して本田さんのチャンネルに行き着いた視聴者にとって、脳に浸透しやすく、腑に落ちる内容なんですよね。
テコのチャンネルも規模は小さいながら視聴者さんの質問があってこその動画配信ができています。そんな意味で、SNSやYoutube、メールマガジンなどの発信源を匠に使う本田さんはすごいです。
まとめ
どんな視点、コンセプトでYoutubeチャンネルを運営するかで全く違うコンテンツに仕上がります。なので、豊かな個性を存分に発揮して運営されている印象が強くて色んな意味で参考になります。
学生さんにとって今は不要だという情報はこの5つのチャンネルには含まれません。混沌とした情報から今得られる正確な情報を常にインプットする環境をお互い持ちつつ、常に情報交換し続けましょうね。